ゴールデンカムイ25巻 感想

2021年03月20日

ゴールデンカムイ25巻を読んだので感想です。 25巻の内容のネタバレ・内容バレがあるので未読の方はご注意ください!

海賊房太郎の眉毛のこと

表紙が海賊房太郎ですね。 かっこいい〜。 僕がよく使ってたファラマー(←誰)と雰囲気が似てて、すごく海賊っぽい感じがあるので海賊房太郎のこと好きなんですよね。

海賊房太郎の額とアゴのところのストライプは上エ地圭二みたいな感じで顔に入れ墨を入れてるのかと思ってましたけど、第244話でウエジが「海賊房太郎の叔母という人に声をかけられた」と嘘を付いたという回想シーンで、「眉毛の形が房太郎に似ていた」というくだりがあるので、海賊房太郎の眉毛は普通にナチュラル眉毛なんですね!

眉毛がこうなら、アゴのストライプも普通にヒゲっぽい。 かっこいい…。

シライシの仲間意識

第241〜242話の海賊房太郎と白石吉竹の会話。 房太郎は「シライシが杉本やアシリパとつるんでるのはよほど勝算があるってことじゃねえのか?」「そんなに必死に探すってことはやっぱりあのお嬢ちゃんがこっちの勝算ってことなのか?」といった感じで、あくまで「金塊を発見するために利用しあう打算的な関係」という理解なのに対して、白石由竹のほうは普通に仲間として行動を共にしたり心配したりしている様子。

監獄にいた頃は白石由竹と海賊房太郎は同類だったと思うんですけど、いまの白石は房太郎には理解しにくい行動原理で動いてる感じですね。 つまり「杉本やアシリパが好き」だという仲間意識。 このあたりはちょっと読んでてウルッと来ました。

木の下敷きになった杉本佐一とアシリパを見つけた時に、二人が自分を仲間だと思っているという会話を聞いて思わず泣いちゃう白石由竹。 「樺太でのことが無駄じゃなくてよかったよう…」と言ってて、表面上は「樺太を旅したことでアシリパが暗号をとく鍵を思い出してよかった」の意味なんですけど、真意は「樺太を旅したことで仲間と認められてよかった」。 こういうイマイチ素直になりきれない白石の心理描写、キュンとしますね〜。

尾形百之助の謎理論と罪悪感

(余談なんですけど今までずっと「もものすけ」だと思ってた…)

第243話で尾形百之助が花沢勇作を殺したことについて罪悪感を抱いているくだりがあるんですけど、尾形が勇作を殺すときの謎理論がほんとうにグルグルしててつらい気持ちになりました。

  • (前提)捕虜を殺すのは悪いこと
  • 尾形は捕虜を殺しても罪悪感を抱かない
  • 両親からの愛の有る無しで人間に違いなど生まれないはずなので、勇作も罪悪感なく捕虜を殺すはず

ここまでは分かります。 それで、そそのかしても勇作は捕虜を殺そうとせず、「やはり自分は親からの愛を受けなかったせいで悪人になってしまったのであって、普通の人間はこうではないのではないか?」という結論に至ってしまった尾形。 ここから先が謎理論。

  • 自分(尾形)も実は父から愛されていたと仮定すれば、尾形と勇作との間になにも違いは無く、勇作も「素質としては」罪悪感なく人を殺せる悪人ということになる
  • 父から愛されているかどうかは、勇作を殺して父の愛が自分に向くかどうかで確認できる
  • もし自分も父から愛されていれば、勇作は悪人の素質を持っていたことになるので、勇作を殺すことに罪悪感は必要ない

なんというかこう、仮定を重ねて、すべてうまく行けば事後に全部オッケーだったことになるみたいな理論。 初見だと何言ってるのか分からなくて5回くらい見直しました。 なんか悩みごとがあるときは確かにこういうことをグルグル考えたりしますからね〜。

結局、勇作を殺してみても父の愛が自分に向くことはなく、「自分は異常者で普通の人はこうではない」とか「清い人間であった勇作を殺したことにはやはり罪がある」みたいなモヤモヤを抱えることになってしまった尾形。 すごく可哀想ですね…。 勇作が捕虜を殺さなかった時点で「あ、やっぱり自分が異常者なんだ」と思ってそこで終わってればいいのに、どうしても父の愛を確認しなければいけなかったという追い詰められた心理がビシビシ伝わってきます。

ifの話ですけど、もし花沢勇作が無抵抗なロシア兵捕虜を理由なく殺すタイプの人間なら、尾形百之助は「なんだ、確実に両親の愛を受けている勇作も自分と何も変わらない罪のある人間なんだ」と安心して、勇作も殺さず、父親殺しもしなかった気がします。

切り裂きジャック模倣犯の正体

切り裂きジャック事件の模倣犯である札幌連続娼婦殺人事件。

ロンドン・ホワイトチャペルのセント・ポトルフ教会とテムズ川の位置関係、札幌の教会と豊平川の位置関係、それらと殺害現場がピタリと一致することから次の殺害現場の予定地が判明する流れはリアリティあるな〜と思いました。

前の24巻から顔は出てたけど犯人は監獄囚マイケル・オストログ。 模倣犯だと誰もが思ってたけど実はジャック・ザ・リッパー本人なんじゃないか疑惑、びっくりしますね。 この漫画は当時の有名人がバンバン出てくるので、メタ的に考えるとジャック・ザ・リッパー本人で間違いない。 え〜すっご。


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