アンダーニンジャ5巻 考察

2021年03月13日

アンダーニンジャ5巻を読んだので感想と考察です。 本編のネタバレ・内容バレを含むのでまだ読んでない方はご注意ください。

アンダーニンジャってどんな漫画?

現代日本に忍者が存在してたらこんな感じだろうなというわりとリアルな漫画。 登場する忍者の身体能力は常人離れしていて、ハイテクメカもいくつか登場するけど、戦闘はそんなに派手じゃない白兵戦で、死ぬときはむごたらしく死ぬ。

この世界では重要な忍務(任務)になると機密保護のために担当者には最低限の情報しか与えられないので、忍務を受けた中忍・下忍は何をすればいいかもハッキリ分からないまま命がけの戦いをして、その隙間に日常的な交流の描写があるみたいな漫画。

似てる漫画でいうと同じヤングマガジンで連載されてたザ・ファブルが似てる雰囲気です。

5巻までで判明してる世界観

5巻の巻末に「アンダーニンジャ相関図」「NIN組織図」というのが載ってて分かりやすかったです。 というかこの漫画は複雑なので、こうやって整理されないと分からないです。

主人公の雲隠九郎は忍者組織「NIN」に所属する下忍。

NINの構成員は20万人ほど(自衛隊と同程度の規模)、レーザー兵器搭載の人工衛星「遁」を保有するなど国家規模の軍事力なんですけど、なぜか日本政府の指揮監督下にない。 NINの上位組織がなんなのか中忍トップクラスの忍者にも知らされていません。 想像では第二次世界大戦後にGHQに協力的だった一部の親米派忍者がいまのNINになったのだろうという気がしますが、NINの起源についてはまだ言及されてないので不明です。

NINとは別の忍者集団として登場するのが厚生労働省・援護工作二課。 これは旧陸軍中野学校の流れをくむ集団で、いまは日本の省庁の一部署ということになってます。 つまり援護工作二課が日本の忍者的軍事力で、NINは正体不明の日本ではない勢力によって日本国内に置かれている忍者的軍事力です。

これら2つのどちらでもない第三勢力として登場するのが、タイトルにもなっているアンダーニンジャ(UN)。 アンダーニンジャの思惑はよく分かっていないですが、NINの中忍は「アンダーニンジャはNINと援護工作二課の対立をあおることで国家崩壊を目論んでいる」と考えています。

雲隠九郎 = アンダーニンジャ?

雲隠一族はかつてはNINの「七人衆」という上層部の一員だったようで、他の忍者からは「その存在自体がもはや伝説」「一部では架空のモノとまで揶揄されている」と言われています。 理由は明かされてませんが雲隠一族は没落してしまい、唯一登場する雲隠九郎(主人公)はいまは下忍の階級。

単行本冒頭のキャラクター紹介ページで、九郎には「下忍」と書かれていますが、他のキャラクターには「下忍」とか「中忍」というワードが一切登場しないんですよね。 中忍と書けばよいところはわざわざ「キャリア忍者」と書いてあるので、言葉選びになにか意図を感じます。 そしてアンダーニンジャを直訳すると「下忍」。 こんな感じで、九郎こそがアンダーニンジャなんじゃないかと思わせるメタレベルの推測材料はずっとありました。

5巻では加藤と鬼首が九郎のアパートを調査するシーンがあり、次の事実が判明しました。

  • ちゃぶ台は自走式防円盾を偽装したもの
  • 畳の下に強度の高いシェルターがある
  • 隣の部屋の住人の大野は九郎がいつから住んでるかはっきりと記憶していない(催眠術をかけられている)
  • アパートの住人全員に不自然なほど殺気がなく、逆に上忍クラスの忍者である可能性がある(九郎の護衛?)

まぁ雲隠一族はNINの重要なポジションにいたので、その末裔である九郎を護衛するためにNINが色々準備してたとしても何もおかしくはないですけど。 可能性としてはNINとは別の忍者組織、つまりアンダーニンジャが九郎を護衛してるパターンも十分ありえます。

雲隠九郎こそがアンダーニンジャの頭領なのに、本人にはそのことが知らされておらず、安全を確保するために敵対組織であるNINの下忍として活動していたパターン。 めちゃくちゃ忍者っぽくてカッコイイ。


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